那須 綾美 / 助産師
京都府城陽市出身。3児の母。好きな漫画は「きのう何食べた?」
【経歴・実績】
神戸市看護大学助産学専攻科にて助産師免許を取得。その後千船病院、中川産科婦人科医院、井出産婦人科、大阪市立総合医療センターに助産師として勤務。
正常出産から早産、母子に合併症のある出産までさまざまな妊娠・出産に関わり
「どんな出産であっても育児に悩む人はたくさんいる」ということに気づく。
京都大学大学院にて修士号取得。
根拠のある助産ケアで楽しい育児のお手伝いを目指します。


これまで私はさまざまな場所でさまざまなママさんたちに関わってきました。

お産は本当に人それぞれ。書ききれないほどいろんな出産をみてきました。
どんな出産であっても、みんな等しく子育ての始まりです。
どんな妊娠経過、分娩経過であっても、たいてい産後は同じようなスケジュール。
入院期間はどんどん短くなってきて、その中で授乳指導や沐浴指導、退院の生活指導などゆっくりする間もなく一通り詰め込んで退院、おうちでの生活がスタート。

産後の健診でヘトヘトになっていたり、授乳がうまくいかず悩んでいるママさんたちもたくさんみてきました。
何か私にできることはないかな?
しんどいけど、辛いけど、赤ちゃんがそんなに小さい時期も一瞬のこと。
ちょっとでも楽しめるようにお手伝いできないかな?
涙を流すママさんたちを前に、常々考えるようになりました。

入院中はナースコールを押せばすぐ助産師が駆けつけました。
退院後も同じように、必要な時にお伺いしてお手伝いをしたい!
育児って大変だけど、少しでも楽しめるようお手伝いをしたい!

また、私は京都大学大学院にてEvidence Based Nursing(根拠ある看護ケア)について徹底的に学びました。
科学的な根拠、なぜそれをするのかという正しい研究結果による裏付けです。

妊娠出産や育児に関しては、いまだに「ホンマかいな?」という話が浸透しています
 ケーキを食べたら乳腺炎になる
 抱っこしていると抱き癖がつく
 無痛分娩は赤ちゃんへの愛情が湧きにくい
などなど、色々な話を聞きます。
私からすると「なんでやねん!?」ですがママたちは真剣。悩み、苦しみ、悲しんでいます。
そんなママさんたちにきちんと根拠のあるケアを提供していきたい、そのように思っています。

何より、家族みんながすくすく育ちますように。

それが私の思いです。

すくすく助産院
助産師 那須綾美